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スクラムで活躍する4つのツールとサービスを実体験で紹介

前回、ニューズ・ラインのスクラム導入について取り上げました。

今回は、スクラムの実運用上で利用するツールやサービスについて触れたいと思います。

スクラムには5つのイベントが用意されています。

  • スプリント
  • スプリントプランニング
  • デイリースクラム
  • スプリントレビュー
  • スプリントレトロスペクティブ

それぞれどういうやり方でやるか、使うツールはなにか、など定義されていません。
スクラム導入時に一番困るところであり、やっていく中でそのチームにあっていないことが分かったりします。

ニューズ・ラインではスクラムを採用して1年が経過し、これまで試行錯誤を続ける中で、現在定着している各種ツールがあります。

そこで、今回は、実際に利用して定着しているツールと利用例を紹介したいと思います。

お悩みどころにマッチしていれば、参考にしていただければと思います。

backlog

プロジェクト管理、課題管理、バグ管理、バージョン管理など開発に必要な多くの管理業務をひとまとめにできるサービスです。

スクラム導入以前のウォーターフォール開発時代から利用していたもので、スクラムにも適用できることから利用し続けています。

スクラムとは直接関係しませんが、ガントチャート機能が便利なツールです。

スクラムイベントでは、スクラムボードバーンダウンチャートとして活躍します。

利用例:スクラムボード

スプリントプランニング、デイリースクラムで活躍します。

タスクの進行状況が一目で分かります。
バーンダウンチャートと連動しています。

利用例:バーンダウンチャート

デイリースクラムで活躍します。進行状況の問題を一目で気づける良いツールです。

計画線に沿って進行しているか、ズレていれば課題を見つけて解決・調整します。

miro

オンラインホワイトボードサービスのmiroです。

muralという同じようなサービスがありますが、比較はせず、とりあえずmiroを利用し始めてみた結果、継続利用しています。

マインドマップやチャート作成など様々なテンプレートと自由度が高くいかようにも利用できるのが便利などころ。

無料の範囲で利用し続けています。

自由フォーマットで物理ホワイトボードの代替手段になりえます。

利用例:振り返り(KPTA)

スプリントレトロスペクティブ(振り返り)で活躍してもらっています。
KPTの派生版のKPTA(Keep、Problem、Try 、Action)を採用していますが、テレワークでも問題なくKPTAが行えるのはmiroのおかげです。

チーム内での振り返り手法はまだまだ改善の余地があり、日々試行錯誤しています。独自仕様が強いので参考までに。

話し終えた付箋、保留にした付箋の整理が課題で最近リセットしてひと工夫入れてみました。

hatojitsu

プランニングポーカーツールです。

見積を行う際に大活躍なツール。無料かつ軽量で、今のところ他に良いツールが見つかっていません。

利用例:プランニングポーカー(Tシャツサイズ見積)

全員出し終えるまでは、他の人のカードは伏せた状態になります。
全員出すとオープンします。

表計算ソフト(MS Excel、他スプレッドシート)

皆様ご存知、ご利用中の表計算ソフト。万能ツールですよね。

ニューズ・ラインはOffice356を会社のクラウドオフィスツールとして採用しているため、Office365のエクセルを利用しています。

利用例:プランニング、デイリースクラム補助表

スプリントゴールの確認、進捗状況の認識合わせの補助ツールとして日々改善を加えながら利用しています。補助ツールは不要になる(利用するツールが減ってシンプルな運用になる)ことが理想ですね。

Tシャツサイズ見積を画面外で集計してベロシティポイントを確認しながらスプリントタスクを決めています。

利用例:ベロシティ計算シート

過去の実績からベロシティを計算するシートを自作しています。

スプリント外業務も多く、キャパシティを設定し、ベロシティを計算しています。

チームに適したツールを見つけ、開発の効率をあげましょう。

今回4つのツールとサービスを実例と共に紹介しました。

チームの環境、メンバーの経験などにより適したツールは様々です。適したツールもアジャイルで見つけていく、ということを念頭にニューズ・ライン開発チームも試行錯誤しています。

  • 最初から100点満点を目指さず、まずは試してみる。(試してみる期限を決めておくとよいです)
  • 結果が及ばなければ、次を試す。または、使い方を変えてみる。

少しずつ改善していくことが大切であることをスクラムから学び、ニューズ・ラインの開発チームでは実践しています。

ニューズ・ラインの開発チームでは、アジャイル・スクラムで価値のあるプロダクトを開発したいエンジニアを募集しています。

少しでも興味があれば、お気軽にご連絡ください。