年々高度なプロダクトが求められて、一人もしくは少数でできる開発も少なくなっています。
ひとりではなく、共同作業をするということは、そこにコミュニケーションが生まれることになります。
目次
コミニュケーション重要性
単純なプロダクトはもはや開発しつくされ、深い課題やユーザさえ気づいていない課題を解決するプロダクトが求められています。
プロダクトに関わる人数も増え、さらにテレワークが増えてこともコミュニケーションを複雑にしている要因です。
そこでテキストコミュニケーションをする際に、意識していることを3つ紹介します。
私自身も日々悩み改善しているテキストコミュニケーションを考えるキッカケになれば嬉しいです。
主語を省略しない
伝える側は何もかも知っているため主語を省略して伝えたいことを書いてしまうことがあります。
主語を省略すると受け手の解釈に任せることになり、正確に伝わらなかったり、誤解を招く可能性があります。
文章を書いているときは気づけないかもしれませんが、書き終わった文章をすぐに送るのではなく、相手の立場になって読み返し、主語の省略がないか確認しましょう。
背景を伝える
書かれた内容は理解できても、背景が気になることはありませんか?
背景が分かれば、内容の理解が深まり、別の提案ができるかもしれません。
会話であれば割って入って聞くことはできますが、テキストコミュニケーションでは柔軟な対応ができません。
背景から丁寧に説明することで、コミュニケーションが単なる伝える以上の価値を持ちます。
係り受けの距離を近づける
「主語を省略しない」「背景を伝える」と比較すると細かいテクニックの話です。
文章を書いている最中や読み返した時に複数の書き方で迷うことはありませんか?
すべての迷いを解決するわけではありませんが、一つの視点として係り受けの距離を意識するとよいです。
具体的な例を書籍「新しい文章力の教室」から引用します。
✕ 一気に後半、彼らの代表曲が次々と披露され、会場のファンの熱気が上昇した。
◯ 後半、彼らの代表曲が次々と披露され、会場のファンの熱気が一気に上昇した。
新しい文章力の教室
もうひとつの例です。
✕ なぜ、引退を決意した前作から10年あまりのブランクを経て、彼は再び歌う心境になったのか。
◯ 引退を決意した前作から10年あまりのブランクを経て、彼はなぜ再び歌う心境になったのか。
新しい文章力の教室
違いが分かったでしょうか?
感覚で文章の良し悪しを考えるよりも明確な方針を持つことで迷いがなくなります。
「新しい文章力の教室」は、ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」で実際に使われている手法だそうです。
その他にも下記のようなテクニックが掲載されていますので、興味がある方は読んでみてください。
- 余計な単語を削ってみる
- 「が」や「で」で文章をだらだらつなげない
- 修飾語句は大きく長い順に
- 列挙の「と」「や」は最初に書く
- 主語の「は」と「が」の使い分け
良質なコミュニケーションが良質なプロダクトを生み出す
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